2026/07/15 20:08
千葉県野田市にありました「純喫茶じゅん」さんをご紹介します。

純喫茶じゅんさんは野田市の本町通りから一本入った琴平通り沿いにありました。キッコーマン株式会社の野田本社からもほど近い場所です。
戦前の建物が残っているエリアで、お引取りにうかがった際も古い街並みをあちこちで見ることができました。
閉店されてから10年~20年ほど経っていたそうですが、店内のお片付けを進めるとのことでお引き取りのご依頼をいただきました。
お伺いしたときはお片付けの途中でしたので、営業当時の雰囲気そのままというわけではありませんでしたが、クラシカルな雰囲気でとても素敵なお店だったのだろうと想像いたします。

はっきりとした営業期間はわからないのですが、今から半世紀ほど前に純喫茶じゅんさんはオープンしたそうで、ご依頼くださった方のお母さまが始めたそうです。
純喫茶じゅんさんの歴史は古く、喫茶店を開く前は「㐂泉」(きせん)という洋食・中華のレストランだったそうで、今でも昔からこの地域にお住まいの方は「㐂泉さん」と呼んでいる方もいるそうです。さらに遡るとカフェーやお座敷のようなお店を営んでいたとも聞いている、とご家族の方が教えてくださいました。
ここに掲載することはできないのですが、お引き取りの際に、とてもとても古そうな白黒のお写真を見せていただきました。
「一週年紀念」「御禮サービス 一日二日三日 三日間」と右から左に文字が書かれた看板が掲げられたお店の前で、コック帽をかぶった二人のシェフとスーツを着た数人の男性、着物を着た女給さんが7~8人並んで撮影されたものでした。建物についた袖看板には、店名はわからないものの、「喫茶・洋食」と確認でき、オープンから一周年を記念して撮った集合写真かと思われました。
上で述べた「㐂泉」がいつから営業していたかは不明ですが、私どもが拝見したお写真は時代的には㐂泉の前のお店だったのかなと想像します。
とにかく、何代にもわたってこの場所でお商売をされてきたということは確かです。

純喫茶じゅんさんは、入口入って右側にカウンターがあり、左側がテーブル席が並んでいました。販売はありませんが、天井から下がる吊り下げランプもとても素敵な店内でした。

最後のほうはランチのみの営業だったそうですが、ナポリタン、ハンバーグ、生姜焼き、チキンソテーなどが人気メニューで地域の方々のお腹を満たしていたそうです。また、ヨーグルトメーカーの機械でつくった自家製ヨーグルトを使ったデザートやドリンクも話題になったそうです。

お引取りした食器の多くが歴史を感じるもので、1950もしくは1960年頃~80年代頃の雰囲気かと思われました。フルーツポンチグラスやパフェグラスのほか、下のグラスは、ブルーハワイというアルコールドリンクを提供していたもので、さくらんぼとパラソルの飾りを添えたトロピカルドリンク用のものだったそうです。
「昔はこういうのが流行ったのよ」とご家族の方が教えてくださいました。

「純喫茶じゅん」さんからお引き取りした食器は、7月17日(金) 12時より店頭で販売いたします。
一部はネットショップでも販売しますが、多くは店頭で販売となります。
古い和食器などもあり、純喫茶じゅんさんの前に営業されていた「㐂泉」時代のものもあるかもしれないとのことでした。


急須やプレート、徳利など 800円~1500円 プレートは在庫多数あるものもあります。


中華皿 300円~、フルーツポンチグラスやパフェグラス、その他グラスなど 400円~3200円

プレスガラスのでこぼこグラス各種(全6種ほど) 300円~1500円 在庫多数あるもののあります。
カケなどがあるものもありますが未使用品もあります。

上の写真の右側のブラックステムの背の高いグラスはレモンスカッシュ用のグラスだったそうです。とても洒落ています。
ハートシェイプのブラックガラスのシュガーポットや取っ手のデザインがすてきな陶器のカップ、ガラスボウル、ミルクピッチャーなど 300円~2800円
上の写真と重複するものもありますが、先行してネットショップで販売するのは以下です。
(すでにご注文いただけるようになっています。ネットショップでご注文いただき後日店頭受け取りも可能です。1週間ほどでのご来店をお願いいたします。)
みなさまのご来店をお待ちしております。
なにかございましたら、[email protected]までご連絡くださいませ。
なお、純喫茶じゅんさんで使われていた家具はすでに販売済となりました。すべて飲食店さんが引き継いでくださりうれしく思っています。せっかくの機会ですのでここで少しご紹介させてください。
銅板のテーブルは、
オボロ珈琲さん(大分県豊後高田市)
シーシャ喫茶ココニバさん(板橋本町)のほか、
静岡の飲食店さんにてお使いいただいています。
曲木の椅子は、今年6月に新しくオープンされた東京・新小金井の珈琲店、ルパルクさんのカウンターでお客さんを出迎えています。「ルパルク」は函館でおばあさまがかつて営んでいた喫茶店の名前で、自家焙煎のネルドリップコーヒーがおいしい珈琲屋さんです。


こうしてまたお店でお使いいただいているのは当店としてもとても嬉いです。
ぜひ、足をお運びください。
