2024/11/02 15:55
「cafe ぶどうや」さんをご紹介いたします。
ぶどうやさんは墨田区八広の住宅街の中にありました。昭和の終わりごろにオープンされ、36年間営業されました。
お店のまわりは一見すると住宅がとても多く目立つのですが、町工場が点在しており、むかしはもっと多くの会社や工場があったそうです。
2年ほど前にお店をお閉めになり、私どもはお客として伺うことはできなかったのですが、ママさんより営業当時のお写真を見せていただくことができました。ここに掲載しているものはすべてママさんからお借りしたお写真です。
はじめは姉妹でお店を切り盛りしていたそうですが、お昼時はたくさんのお勤めの方々が来てくださり大変忙しかったそうで、お母さまも一緒に立たれていたと伺いました。
お引き取りした食器の中にはたくさんの松花弁当箱などもあり、ランチも多くのおかずを丁寧に提供されていたのではと思います。
営業時間は9時から22時までと朝から夜遅くまで、来て下さるお客様のためとたくさん働かれたそうです。
店名についてママさんに伺うと、「りんごやでもなんでもよかったのだけど語呂がよいのでぶどうやにしたの」とお茶目にお話しされていました。
お引取りの際にはじめてお会いしたのですが、とても明るくお話になるママさんでこちらも元気をいただけるようなお方だと感じました。
ママさんの52歳のお誕生日には、50本の赤いバラと2本の白いバラをお客様よりプレセントしていただいたそうで、創業当時から大切にしていた花瓶に生けて飾った思い出をうれしそうに語ってくださいました。
お店を大切に思うお客さまからの贈り物はとても記憶に残っているのだと思います。
お引取りに伺ったときは店内のお片付けを進めているなかでしたので、営業当時のお写真を見せていただいたのですが、たくさんのご友人に囲まれてパーティをする様子や、ご家族と店内で季節のお祝いごとをされたりと、楽しそうな雰囲気を拝見できて私どももなんだかうれしくなりました。
ご両親の介護と並行してのお店の経営はとても大変だったとその時期を振り返っておられましたが、これからもお元気でいてくださることを願っています。
以下はネットショップで販売する商品です。
白地のテーブルです。
カウンターチェアを数脚お引き取りしてきましたので、準備ができ次第店頭を中心に販売いたします。
創業当時から大切にお使いになった花瓶も販売いたします。
そのほか食器などもメンテナンスが整いましたら店舗やネットショップで販売いたします。
大切にしてくださる方のもとにお届けできることを願っております。
ご注文を心よりお待ちしております。
何かありましたらtokyo.muratashokai@gmail.comにご連絡くださいませ。