2024/05/11 23:30
喫茶店「希隆堂」さんをご紹介いたします。
希隆堂さんは練馬区早宮の商店街の通りにありました。
おおまかな位置としては、氷川台駅、平和台駅、豊島園駅のちょうど真ん中あたりといってもよいと思います。
創業したのは1982年で、それから35年ほど営業を続けられてきました。
ママさんがご友人とお二人で始められたそうで、引退されるまでの間お二人でお店を切り盛りされたそうです。
ご引退されてからはご家族が引き継いで営業を続けられていましたが、5年ほど前からお店を閉めていたようです。
私は一度お店にお邪魔しコーヒーをいただいたことがあったものの、当時自分で撮影した写真はなく、
ご家族の方から営業当時に撮影したというお写真いただきましたので掲載いたします。
お店は奥行があるつくりで、入口から入ると手前がテーブル席、奥がカウンター席になっていました。

壁には写真やメニュー看板がかかっていました。

以前は近隣にタクシー会社の事務所があり、ランチはタクシードライバーの方やご近所の方で賑わったそうです。
カレー、コロッケ、しょうが焼きなどの定食メニューが充実していて、とくにカレーが人気だったとご家族の方がお話しくださいました。
キッチンはそれほど広くはありませんでしたが、いつも来て下さるお客さんのために、と多くのメニューと取り揃えていたのですね。
どの駅からも少し距離があり、近隣の方のお客さまが多かったため、東京にお住まいの方でも足を運んだという方は多くはなかったと思いますが、お引き取りさせていただいたテーブルや椅子を販売することでお店の歴史が少しでも残ってほしいと願っております。

希隆堂さんからお引き取りした家具はネットショップに掲載いたします。
※家具は5月14日(火)20:00より販売を開始いたします。
※ご予約は承りません。先着順での販売となります。
※店頭には5月18日(土)より並ぶ予定です。ネットより多くご注文をいただいた場合は少数の販売になることもございますがご了承ください。
※5/17追記 ネットでのご注文を多数いただきましたので、店頭販売は現時点ではありません。販売できるものが出ましたらSNSにてお知らせいたします。
テーブルは大理石柄の2人がけの小さめなものです。
4人がけの席にはテーブルを2つ並べて使っていました。
天板のダメージの多いB品もあります。
五角形の変形テーブルです。
椅子は背もたれが藤のものです。
マルセル・ブロイヤーのデザインした名作椅子「チェスカチェア」のリプロダクト品と思われます。
そのほか、食器や雑貨は販売準備ができ次第、順次販売をしていきます。
ご質問、ご相談等ございましたら、tokyo.muratashokai@gmail.comまでご連絡ください。
ご注文を心よりお待ちしております。