2023/07/31 21:52

東神奈川にあった喫茶店「アップ」さんをご紹介します。


アップさんはJR東神奈川駅の西口、ロータリーの目の前にあるビルの2階にありました。
歩道橋の上からもよく見える位置にあったので、利用したことのない方でも記憶に残っているかもしれません。


階段を上がり入店すると、カウンター席や窓際のテーブル席があります。キッチンの向かいのさらに奥の方にもテーブル席があり、どこに座るか迷ってしまいます。常連さんはきっとお気に入りの席があったりすることだろうと思います。
駅近くにはこの規模の喫茶店はないので、ここを常用するお客さんも多かったのだろうと想像します。



付近には専門学校がいくつかあり、学生さんが利用している姿もお見掛けしました。
ランチタイムはいつも賑わっていたそうで、いろいろなメニューがあり目移りしてしまいます。


私どもは営業中にお伺いできたのは一度だけでしたが、その時はブレンドコーヒーとフルーツパフェをいただきました。どちらもおいしかったです。


マスターがお店を始めたのは26歳の時だそうです。
ご夫婦で喫茶店を開業しようと思い立ってから、マスターは蒲田の老舗喫茶店で数年間修行をされたとお聞きしたので、だいぶ若い時に喫茶店を始めたいと決意されたのだと思います。はじめは珈琲専門店として営業していたそうですが、徐々に軽食なども提供するようになり、メニューの幅を増やした喫茶店になったと聞きました。

アップ、という店名の由来をお聞きしたのですが、やはり2階にあるから、ということでした。
階上にありながら暗い雰囲気は全くなく、ステンドグラス風の装飾天井やステンドグラス照明などもあり明るい雰囲気でした。

お店に行かれた方はこちらの貴族の銅版画が強く記憶に残っているのではないでしょうか。

このような個性のある内装も喫茶店の魅力のひとつだと改めて感じます。

以前は空調が入っていたというスペースの扉には特注で作られたという金属の装飾フレームが取り付けられていました。(こちらも販売します)


アップさんは2023年の3月31日をもって閉店されました。
告知を始めてからは、閉店を惜しむお客さまで連日にぎわったそうです。

お引き取り時にはマスターにご対応いただいたのですが、運ぶのを手伝っていただいたり、飲み物を差し入れてくれたりするやさしいマスターでした。
閉店されてからも、ご夫婦で旅行を楽しむなどされているようで、いつまでも仲良くお元気でいてほしいです。

そのほか、食器や雑貨は販売準備ができ次第、順次販売をしていきます。
アップさんではコーヒーはウエッジウッドのカップで提供していたようで、こちらも今後販売予定です。

店頭にすでに並んでいる商品もありますので気になる方はぜひご来店くださいませ。

以下、ネットで販売する商品です。
販売準備が整い次第追加するものもあるかもしれません。








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ご注文を心よりお待ちしております。