2023/06/08 20:48

「コーヒーハウスぽえむ」さんは三鷹駅南口から徒歩10分ほどの位置にありました。

駅からまっすく南へのびる中央通りから脇道にはいってすぐのマンションの一階にあり、まわりにも喫茶店のみならずカフェやそのほかの飲食店なども多い場所でした。

私どもも何度かお伺いしたことがあり、個人的に思い出もあったお店でしたが、残念ながら5月25日で45年もの長い歴史を閉じられました。


コーヒーハウスぽえむというのは、株式会社 日本珈琲販売共同機構が運営しているコーヒーショップチェーンで、東京都内を中心に全国にフランチャイズ店舗を展開しています。三鷹にありましたぽえむさんは正確には「コーヒーハウスぽえむ 三鷹下連雀店」というようです。

コーヒーハウスぽえむはそれぞれの店舗によって、ドリンクや食事メニューが異なるのが特徴です。フランチャイズのお店も多く、オーナーさんそれぞれの考えで、その地域や客層に合ったメニューを提供することが街に根付くことにつながるという思いからだそうです。

店内は茶色を基調としたあたたかみのある内装で、黄色のアクリル板で切り抜かれたCOFFEE HOUSE POEMという文字が目立っていました。

30席弱というそれなりに広い店内でしたが、一杯一杯丁寧に珈琲を淹れながらも、てきぱきと動くマスターの姿がいまも思い出されます。

下の写真はいただいたホットドッグとブレンドコーヒーです。

「アインシュパナー」という、グラスに熱々のコーヒーを直接落とし、ザラメの甘みと食感を楽しめるウインナーコーヒーもおいしかったです。

店外の照明看板に書かれた「100種類の珈琲」のとおり、メニュー表をみるとブレンドコーヒー、ストレートコーヒーともに複数用意されているのみならず、相当な数のアレンジコーヒーなどもあり、初めて伺ったときはその数にとても驚きました。

実はマスターは2代目で、初代マスターが2年ほど経営したところで引き継いだのだそうです。
ママさんがお店に立たれていた時期もあったそうなのですが、ある時期からマスターが切り盛りするようになりました。

お店に伺うといつも常連らしきお客さんがいらっしゃり、「いつもの〇〇をお願いします」や「今日は〇〇にしようかな」などと注文している方々を見ると、ぽえむさんをよく訪れ、居場所としている方々は実にたくさんいらっしゃったのではないかと想像いたします。

実際、私どもが引き取りの作業中にも、男性が立ち寄られ、マスターに挨拶をされていました。「いつも来てくれていて、ありがとうね」と言葉を返すマスターがとても印象に残っています。

コーヒーハウスぽえむのHPには、三鷹下連雀店の閉店のお知らせのブログが掲載されており、店内の写真やマスターの笑顔の写真もみることができます。各店舗のメニュー表もそれぞれ掲載されており、三鷹下連雀店のメニュー数の多さもぜひ見ていただきたいです。


三鷹のぽえむさんがあった場所は、建物の取り壊しが決まり、今後はなにか違う建物ができるのだと思います。
建物はなくなってしまいますが、ぽえむさんで使われていた椅子やテーブルなどがその歴史を引き継ぎ、またどこかで大切に使われることを願っております。

以下、販売する商品です。

ガラステーブルです。

正方形で大きく場所をとることもなく使いやすいサイズかと思います。
ガラスの天板の下にはメニューなど紙を入れてディスプレイすることができます。

椅子は2種類ありますが、どちらもモノにより状態や色調に違いがあるため、店頭での販売といたします。
気になる方はぜひ店頭にてご覧くださいませ。


飛騨産業のキツツキマークの椅子です。
橙色のビニールレザーの座面で、味わい深い雰囲気です。

柏木工製の明るい色調の椅子です。
しっかりとしたつくりで、座りやすいです。


そのほか、食器や雑貨は販売準備ができ次第、順次販売をしていきます。
店頭にすでに並んでいる商品もありますので気になる方はぜひご来店くださいませ。

ご質問、ご相談等ございましたら、tokyo.muratashokai@gmail.comまでご連絡ください。
ご注文を心よりお待ちしております。