2020/05/27 00:25


渋谷の喫茶店「Paris (パリ)COFFEE」さんをご紹介いたします。
ハチ公口を出てすぐのところにある109のすぐそばにあり、駅からも近く、ご存知の方も多いかと思います。
ここでお伝えして初めて知る方も多いかと思うので、大変心苦しいのですが、パリさんは2020年4月、緊急事態宣言を受けて臨時休業となったのち、再開されることはなく、そのまま閉店されました。
昭和50年に開店し、45年間営業を続けてきた渋谷の有名店です。

今回の騒動では、渋谷の駅近く、という立地上、やはりとても大きな影響があったそうです。
当然もともと4月で閉店される予定はなかったそうですが、様々な事情を考慮して、今後もこの場所で営業を続けていくのは難しいと判断されたとのことです。
いままでいろいろなお店の閉店に立ち会ってきましたが、このような形でパリさんの閉店を知ることになるのは悲しいです。

もともとはもっと赤い色をしていたのでしょう、テントも年期が入っていました。
現在渋谷にある喫茶店のなかでは最もちいさな部類に入るお店だったと思いますが、存在感のあるお店でした。
駅からも近く、私自身も何度も足を運んだお店です。


店内はいつもお客さんで賑わっていたためか、記念にこのドアを写真に収めていくお客さんも多かったそうです。
お店の写真は閉店後、お引き取り時に撮影させていただいたものです。


パリのメニューの特徴は何といってもこのバラの形のホイップクリームですね。
(写真は営業当時に訪れた際に撮影したものです)
ウィンナーコーヒーやスイーツメニューにもこのバラの形のクリームが添えられていました。ここで働くスタッフさんは皆さんこの盛り付けができるそうです。


天井の照明は、以前もっと豪華なシャンデリアがついていたそうなのですが、老朽化し、メンテナンスが大変ということもあって現在のものになったとか。
お店の方にお話を伺って初めて知ったのですが、ここが喫茶店になる前は同名のブティックとして営業していて、
画像向かって奥の壁はもともとクローゼットの扉だったものをそのまま内装として使っているそうです。

実はむかしは、パリは近くにもう一店舗あったというお話も聞きました。
どんなお店だったのか、とても気になることろです。


お引き取りの5月半ばにまだ貼られたままのポスターです。
このような状況での閉店となり、常連のお客さんに告げることもできないまま、閉店となってしまったそうです。閉店されると知っていたら、最後に足を運びたかったという方も多いのではないでしょうか。

今春のこの状況では、喫茶店に限らず厳しい状況に置かれた飲食店が多々あり、苦渋の判断でお店を閉じざるを得ないというケースが他にもあると耳に入ってきます。
感じることは多々ありますが、多くの方に親しまれてきたお店にまた通える日常が一日でも早く戻ってくることを祈るのみです。


以下、パリさんからお引きとりしてきた商品のラインナップです。
家具に関しては創業当時のものではなく、おそらく何代目かのものです。
比較的状態の良いものが多いので、長く使っていただけましたらうれしく思います。

7月16日(木)追記
・現在家具はご注文多数につき品切れとなっております。
 椅子は若干数、掲載のものより若干状態の劣るものを西荻窪の当店店頭にてお安く販売しています。
 テーブル、カウンターチェアの再販売の予定はございません。

椅子

座面シート、フレームともに比較的きれいです。
コンパクトなダイニングチェアとしても使い勝手がよさそうです。

※通販分は売り切れとなりました。
座面にダメージがあるものなど、若干数を西荻窪の店頭にて販売中です。
詳細はお問い合わせくださいませ。

テーブル

※完売いたしました。再入荷の予定はございません。

カウンターチェア

※完売となりました。再入荷の予定はございません。

看板

※完売となりました。再入荷の予定はございません。


ロゴ入りプレート

※完売となりました。再販売の予定はございません。

店頭にすべての商品があるわけではありませんので、ご希望のものがあるかどうかはご来店前にご確認いただけますと確実です。
店頭でのお求めをご希望される場合、あらかじめメール tokyo.muratashokai@gmail.com やSNSにてご相談ください。

その他商品について、お届けについて等、ご質問がございましたらお気軽にお寄せくださいませ。
tokyo.muratashokai@gmail.com

ご注文を心よりお待ちしております。