2017/04/13 18:13

荻窪の喫茶店『ページワン』のご紹介をいたします。
ページワンは荻窪駅北口から10分近く青梅街道沿いを西に歩いた、四面道交差点の近くにありました。
15人もお客さんが入るといっぱいになりそうな、こじんまりとしたお店です。


駅から少し離れているのもあってか、いつ訪れてもやや落ち着いた時間が過ごせたように思います。
私も荻窪は好きな街で、何度かページワンを訪れたことがありました。


ページワンの粋なところは、なんといってもここ、席の灰皿にマッチがセッティングされているところです。
マッチ自体、置いていないお店が多い中で、こんなサービスのあるお店は数えるほどしか思い浮かびません。
そしてこの店名をイメージした素敵なこのデザイン。
私も、ページワンを訪れるたびにひとつ記念に持ち帰っておりました。このマッチをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

お店すぐ外の四面道交差点付近は車の往来が激しく、騒々しいのですが、すぐ近くのページワン店内ではいつも静かな時間が流れていました。珈琲を飲み終わっても、ついついそのまま長居してしまいました。

こちらはマスターの娘さんの作品コーナー。
お店のオープン当時からあるそうです。とても娘さん思いのマスターです。

ページワンは3月25日で閉店されました。
マスターが37年前このお店をオープンしてから、ずっとご夫妻で営業されてきたそうです。
お店を一代で経営されてきたマスターは、40年を目の前にしてお店を畳まれるケースが多いように思います。
37年前といえば、1980年で、過去に最も日本で喫茶店の数が多かった時代です。
閉店の理由はお店によってさまざまですが、その土地で長らく歴史を重ねてきたお店がひとつひとつとなくなっていくのは、改めて惜しいことだと思います。

今回販売するのはテーブル2種類のみとなりますが、お店のオープン時から使い続けられ、とても味のあるものです。
またどこかで活躍していただけるよう、マスターも願っております。

【お買い上げ特典】

荻窪の喫茶店『ページワン』のテーブルをお買い上げのお客様には、1点につき1つ、ページワンのマッチ箱を差し上げます。
商品とご一緒にお届けいたします。

※画像は表裏を撮影するために2つ並べましたが、1つのプレゼントとなります。
※電話番号が載っていますが、現在は使われておりませんので、おかけにならないようお願いいたします。

【商品のご紹介】

テーブルが2種類となります。
角の丸いのが特徴です。オープン時から37年間使い続けられてきたものです。
脚はアジャスターがついているので、多少の段差には対応できます。

37年分の、無数のキズ、タバコの焦げ跡等が積み重なっております。


商品や配送に関してのお問い合わせは、 tokyo.muratashokai@gmail.com までお願いいたします。

ご注文、心よりお待ち申し上げます。