2016/08/03 20:55

親子2代にわたり、昭和20年から営業を続け、今年の5月で営業を終えられた『昭和堂』さんが今回ご紹介するお店です。
昭和20年といえば、戦後すぐ。屋号を70年も守られてきたというだけで、すごいことですよね。

こちらの画像は閉店後に、お願いしてシャッターを開けて電気をつけていただいて撮ったものです。

この店構えと名前を見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの『昭和堂』さんは、
人気TVドラマ『孤独のグルメ』(シーズン2 第1話 「新丸子の神奈川県川崎市新丸子のネギ肉イタメ」)の回の舞台となったお店なのです。

といっても、ネギ肉イタメがあるのは「三ちゃん食堂」という他のお店で、ドラマの冒頭、松重豊演じる主人公の井之頭五郎が立ち寄って、こちらであんみつを食べるシーンがあります。

ドラマ中、井之頭五郎が、「こんなお店が近所にあったらな…」という、心の声のセリフがあるのですが、『昭和堂』はそんな、気軽に立ち寄れるお店だったに違いありません。

店頭では和菓子の販売をしているのですが、その奥のドアの向こう、階段を上がったところに、15人も入ったら満員になってしまうほどの小さな喫茶スペースがあります。

『孤独のグルメ』に取り上げられたお店は、その後ものすごい反響があってお客さんが殺到する、という話を聞いたことがありましたが、「昭和堂」も、ドラマの放映後は連日遠くからお客さんが訪れたそうです。
札幌や広島などの国内はもとより、台湾や中国からもドラマを見て訪れたお客さんがいたというから驚きました。

ドラマで取り上げられたのはあんみつでしたが、実は『昭和堂』の看板メニューはかき氷でした。
閉店後も、「あのかき氷をまた食べたい」とお店に手紙が届くといいます。

閉店後、お店を片付ける中で、かき氷の機械だけはご主人が大事に取っておかれるそうです。
いつか、この場所で、またかき氷を食べられる日が来るのかもしれませんね。

こちらも閉店後に撮らせていただいた喫茶スペースです。
ちょうどドラマで井之頭五郎があんみつを食べていたのはこのあたりの席でした。

こちらは営業当時、店先で使われていたサンプルケースです。
ご主人の奥様の手作り(!)の色とりどりのかき氷のサンプルがこの中に飾られていました。

こちらは今回販売させていただくものです。
ご覧いただくと分かると思いますが、補修のあとが何か所もみえます。
モノとしては寿命が近いのかもしれませんが、長く使われてきて様々な想いの込められたこのサンプルケースに、また新たな場所で輝いてほしい、そう思いこちらを引き取ってきました。

追記

この記事を公開したあと、フォロワー様から、営業中に実際に使われていたお写真を頂戴いたしました。
許可をいただいてこちら掲載させていただきます。

手づくり感たっぷりのサンプルがかわいらしいですね。
見た目よりもたくさんのものをディスプレイできそうです。


ご主人の奥様は、「こちらがまたどこかで使われることになったら、そこへ行ってみたい」と仰っていました。
もしそうなることになったら、村田商會としてもこれ以上うれしいことはありません。

新丸子 喫茶と和菓子の店 『昭和堂』の商品

サンプルケース

こちらのサンプルケースには、ケース前面の割れの補修とコンセントの交換を行いました。
少しでも長く使っていただけたらうれしいです。

『昭和堂』の名前が入ったままですが、そのままでも、リニューアルしても良いですし、お店の店頭はもちろん、自分用のコレクションケースとしてなど、好きなように使って欲しいです。
当然ながら1つのみの限定商品になります。

ガラス部分が多いため、配送は村田商會が直接お届けする首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)のお客様限定の商品になります。

このテーブルは、喫茶店のものにしては大きめのサイズです。
作業をしたり、2人で食事をしたりするのちょうどよいサイズです。こちらは在庫数4つとなります。

商品の詳細やサイズに関しては、リンク先の商品ページをご覧ください。
商品やサービスについて、ご不明な点がございましたら村田商會 tokyo.muratashokai@gmail.com
までお問い合わせくださいませ。

ご注文心よりお待ち申し上げております。