【コレクション20】ザッセンハウス(横型)
¥12,000
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ドイツ・ザッセンハウスのコーヒーミルです。
縦に細長い形状をしたミルは「ニー(Knee)ミル」と呼ばれ、膝に挟んで挽く仕様のものなのですが、こちらは横に長い形状で珍しいタイプです。こちらのミルも両サイドが湾曲したシェイプになっているので、膝に挟んで挽くニーミルの一種です。
側面の湾曲したシェイプや、伝統的に家具の脚に使われるブラケットフィート(高台)の装飾を設えているところを見ると、とても意匠をこらしてつくられたデザインです。粉受けの引き出しのデザインに関してだけでも、本体の湾曲線に呼応するような曲線的な形状や2段に突き出たような細工など、ほかのミルとは異なった雰囲気を持っています。
おそらく本来は正面にメタルロゴプレートが付いていたと思われますが紛失しています。プレートは釘で留めてあったかと思いますが、釘穴を隠すためのzassenhausステッカーが貼ってあります。ステッカーはもともとプレートの下に貼られていたものだと思います。
豆の投入口は上部に左右に設けられており、珍しいタイプです。本来は豆の投入口はひとつでもその役割を果たすはずですが、両側に付けたのは、全体の見た目のバランスを取るためかもしれません。上記のとおり、意匠に富んだデザインですので、外観の美しさも非常に意識したモデルだったのでしょう。
本コレクションのぺーター・ディーネスの横型ミル【コレクション29-9】(No.750?)とは、湾曲した側面の形状は似ているものの、引き出しの形状のみならず、豆の投入口などの違いを比較するのも面白いです。
粉の粗さは、粉受けを引き出し中のダイヤルを回して調節します。
本体上部の金属部分はキズ、錆などのダメージが確認できます。
側面、ハンドルのノブにはスレ、キズ、ニスの剥がれがあります。
豆の投入口をあけると、中の白いペイント部分に剥がれが見られます。
刃自体は錆はありません。
当店にて分解・洗浄、クリーニングをおこないました。ハンドルなどの金具部分には滑り性を良くするため、食品機械用のグリースを塗布しています。安全にお使いいただけます。
メンテナンス後の試し挽きの際のコーヒー豆の粉が付着している場合があります。ご了承ください。
型番については裏面に刻印がなく正確にはわかりませんが、No.510 Zilliというシリーズに近い形かと思います。参考までに記しておきます。
実際に店舗にてご覧になりたい方はご連絡ください。お取り置きして、店頭にお持ちします。豆も挽いてみることも可能です。
【サイズ】
本体高さ 12cm(取っ手を含む高さ 20.5cm)
幅 13.9cm
奥行 9.5cm(引き出し部分を含まず)
【お届けについて】
ご注文より5日以内にゆうパックにて発送いたします。(80サイズ)