2018/02/25 20:34

足立区・竹ノ塚の喫茶店『エリカ』をご紹介します。
エリカは1964年にオープンし、50年以上も営業を続けてこられた老舗喫茶店です。
創業者の故・川上元基氏と、その奥様である川上文子さんの二人三脚で営業を続けてこられました。

川上元基氏が2010年に他界されてからは、川上文子さんが店主となり、娘さんや多くの方の力を借りつつ、地域のお客さんの憩いの場であり続けました。
エリカ、という店名は西田佐知子の歌詞からとったものだそうです。

東武スカイツリーライン・竹ノ塚駅西口からすぐの、このアーチの奥にエリカはありました。
一帯の再開発のため、建物は取り壊されてしまうそうです。


二階部分を店舗として使ったこともあったり、その後入り口右側の部分を店舗として広げたりと試行錯誤しながら営業されてきたそうです。
店内は50年以上の歴史の重みが随所に感じられたのですが、撮影に伺ったのは閉店後の片付け作業も佳境に入ったときだったので、残念ながらありません…。


インパクトのある店舗側面の「エリカ」の文字。
開店当初は駅前には何もなく、野原が広がっていたというので、さぞ目立ったことかと思います。

営業中に伺った時に頂いた、ナポリタンです。
ご覧の通り具だくさんかつ大盛りで、大満足でした。

お客さんや関係者の方々への感謝の言葉であふれた閉店の貼り紙です。

2017年12月25日に多くのお客様に惜しまれつつ閉店されたエリカですが、今回当店でお引き取りさせていただいたのは、一部のテーブルのみとなります。
詳しくはお伝えできないのですが、店内で使われていた椅子や他のテーブルは、近いうちにまた別の場所で使われるかもしれず、具体的にお伝えできる段階になりましたら当店からもお知らせしたいと思います。

『珈琲店 エリカの半世紀』(川上文子著・草土文化 定価1,000円+税)
2017年6月に発行されたこちらの書籍は、エリカに通われた常連のお客様の声や、店主・川上文子さんによる回想などを記した書籍です。
1960年代の開店当時の竹ノ塚の雰囲気や、開店前後の雰囲気等が詳しく描かれていて、しかもお店を営業されていた方が書かれた書籍というのは貴重なのではと思います。
エリカの営業当時は店内で販売されていたのですが、今では入手困難かもしれません。
興味を持たれた方は、ぜひ入手してみてください。

【商品ラインナップ】
今回販売させていただくのは、テーブル2種類のみとなります。
50年以上前の開店当初から使われていたテーブルです。
天板は銅板で、黒ずみや緑青が生じている部分もあるのですが、メンテナンスは表面の汚れを落とす程度にとどめ、雰囲気をあえて残しました。
脚部の裏側はさびが生じており、ところどころボロボロと剥がれかける状態になってしまっていましたが、さび止め塗料を全面的に塗り、劣化を防いでいます。

こちらの大きい方のテーブルは1点のみの販売です。
首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)は送料無料にてお届けいたします。

こちらの小さい方のテーブルは3点のみの販売です。
サイズが小さいため、送料を安く抑えられました。

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tokyo.muratashokai@gmail.com

ご注文を心よりお待ちしております。